その後、いろいろ文献を調べたところ、V[A] がLog(A+1) のような凸型の関数であることを示すデータを幾つか見つけました。  というわけで今では、このような誘引カーブの特性がAndrodioecyを極めて稀な性表現にしていると考えています。  なお、V[A]=Log(A+1)を仮定した場合の単性株侵入可能領域はこんな感じです(ブラウザの”戻る”キーでお戻り下さい)。  シグモイド型のV[A] を仮定した場合とは異なり、♀株は侵入できるけども♂株は侵入できなくなります。  つまり、Ginodioecyは進化可能だけれどもAndrodioecyは進化できないという、より現実に即した予測が得られるのです。

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