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2019年秋(気象学会大会@福岡)


概要

テーマ:「林野火災が生み出す気候と生態系のフィードバック」
日時:2019年10月30日(水)(大会3日目)18:00〜20:00
場所:福岡国際会議場 C会場(401,402,403)

内容(告知文)

統合的陸域圏研究連絡会は、陸面を中心とする大気境界層から土壌内に渡る陸域圏を研究の主な対象とし、そこにおける物理的、生物的諸過程の理解に向けた、広い視野に立った研究のための情報交換を目的としています。今年は林野火災をテーマに、日本気象学会秋季大会の会場の一室をお借りして開催いたします。当連絡会のみにご参加の方は、日本気象学会に登録する必要はありません。参加無料・事前登録不要ですので、ぜひお気軽にご参加ください。なお、連絡会ののちに近くで懇親会を開催しますので、こちらもぜひご参加ください。

プログラム

  1. 平田 竜一(国立環境研究所)
    「全球およびボルネオ島における森林火災によるCO2放出量の推定」
    全球およびボルネオ島を対象に、MODISを用いた森林火災面積およびCO2放出量の推定を行った。全球ではMODISデータがオープンになって2ヶ月でデータを提供できるよう比較的簡易な手法を用いた。ボルネオ島領域ではより高時空間分解能で精密な推定を行った。両領域とも森林バイオマスマップの採用や土地被覆マップの精度向上により、CO2放出量の精度の向上に努めた。
  2. 塩竈 秀夫(国立環境研究所)
    「過去と将来の温暖化による熱帯アジア森林火災への影響」
    2015年、熱帯アジアでは干ばつに伴う大規模な熱帯林火災が発生し、深刻な大気汚染をもたらした。またこの火災によって大気中に放出されたCO2の量は、日本の化石燃料消費に伴う年間CO2排出量を上回った。この火災イベントには、過去の人間活動による温暖化の影響があるのか、将来の温暖化によってどう変化するのかを議論する。
  3. 総合討論


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