[戻る]
最終更新日 2005年7月5日
嫌いです、福岡


福岡出身の人は、まず例外なく「福岡はバリ暮らしやすい街とですよ」と言うのだけど、[参考外部リンク]それって単にナショナリズムとか、あるいは単に九州の外を知らないから主張しているだけで、実はとても暮らしにくい街だというのが福岡で7年間生活した私の総括です。

ここが嫌だ、福岡

・日本海型の気候区なので、晩秋から春先まで毎日曇りか小雨。実に陰鬱だ。

・春先には大量の黄砂が飛んでくる。空は黄色く霞んで汚らしいし、窓を開けると部屋はざらつき、車もすぐに汚れる。

・都市計画が破綻していて、道路事情が酷い。加えて交通マナーも最悪で、おちおち道を歩いていられない。あそこらの人々は皆、その荒んだ心を運転という手法で表現するアーティストだ。よく事故にならないなぁと感心していると、実際にしょっちゅう事故が起きている。少しは学習しようぜ。

・家賃は首都圏と比べ安いけれど、あの辺りの悪習により敷金が殆ど戻ってこない。その敷金も4ヶ月分というのが相場なので、2年に一度くらい転居していると、実質的な差は小さい。

・都市ガスが普及していないので、かなり割高なプロパンガスが未だに主流。信じがたいことであるが、大きなマンションであっても、一階にプロパンガスのボンベを並べておくスペースが普通に備え付けられている。ガス販売業者が行政に何らかの圧力をかけてるのではないか?

・国民健康保険料が異常に高い。私は年収400万未満だったのに毎年50万円くらい払っていた。

・燃えないゴミ、ペットボトル・ガラスゴミの回収日は、それぞれ月に一回だけ。マジで月一回ポッキリ!1度でも捨て損なうと、エライことになる。

・以上の指摘からも明らかなように、行政のレベルが極めて低い。図書館や公民館活動などの住民サービスは、まったく行き届いていないし、そのくせ借金をしてまで無意味な箱モノを沢山建設している。

・治安が悪い。不審火は頻繁に起きるし、盗難も日常茶飯事だ。私が香椎の家に住んでいた5年間、分かっているだけでも3回不法侵入され、2回の侵入未遂があった。あと凶悪事件の発生件数もやたらと多い。当時の例としては、柳川の看護婦らによる連続殺人事件、緒方らの北九州連続監禁殺人事件、大神源太詐欺事件など。九州北部には、この種のサイコパス系カリスマと、その盲目的追従者が発生しやすい風土があるのだと思う。半島の影響か?

・文化がない。あそこにあるのは、パチンコ屋、風俗店、サラ金マシーン、「ちょっと東京の真似してみました」的なスカした小売店、そして幹線道路沿いの郊外型大規模商業施設だけだ。ちなみに私が福岡に引っ越した1995年当時、大きな本屋は紀伊国屋の一店舗しかなかった。

・私と性格的に折り合いの悪いタイプの人間が多かった、もしくはそういう人間が目立っていた、というのが私が福岡を嫌う究極的な理由だろう。この方の意見は→[参考外部リンク]、福岡県人の悪い面のみを取りあげたものであるが、かなりの部分は共感できる。特に「男も女も自己顕示欲が強く承認欲求どまりでそれを越えた所にちっとも行かない人が多い」というご指摘は、まさにその通り。九州の外で出会う福岡出身者には魅力的な人も多いし、私の人生の恩人的な人も複数いたりするが、ずっと福岡、もしくは九州内に留まっていた人々とは本当に相性が悪かった、、。

ここが好きだ、福岡

・夏場は、都内よりも過ごしやすいと思う。ちゃんと夜には気温が下がるので。

・外食は基本的に美味くて安い。

・普通に流通している焼酎の種類が多い(最近では関東でも多く流通するようになったので、このメリットは失われつつあります)






住居歴へ戻る