右側の条件については、「受粉量」と「送粉量」が逆であっても良い。  要するに誘引器官の投資量に対して、一方の性の成功度が加速度的、残る片方の性の成功度が減速的に増加すればよい。

誘引器官の存在を仮定すると、このような非現実的な条件がなければHermaphroditismは崩壊しない。 「こんなの、どう考えても変じゃん」という素朴な疑問が研究のきっかけでした。  オックスフォード大学のJohn Pannell様は、メタ集団を仮定することで、この謎を説明しようと試みていましたが、いまいち一般性のある説明とは思えませんでした。

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