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2013年秋(日本気象学会大会、仙台)


概要

日時:2013年11月19日(火)(大会第1日)セッション終了後2時間程度
場所:仙台国際センター(小会議室6,3階)
テーマ:「大気−陸域相互作用に関連したモデル相互比較実験の動向」

内容(告知文)

温室効果ガス排出による将来の地球環境変動の予測において、大気―陸域相互作用を含む陸域モデルの不確実性の低減が重要な課題とされています。近年は、多くの種類の陸域モデルが存在しており、これらモデルの相互比較実験が国内外で盛んに行われています。モデル相互比較実験によって、モデル予測の不確実性の定量化、不確実性の要因となるプロセスの特定、今後必要な研究項目の抽出などが期待され、この結果は広い研究コミュニティに影響を与えることとなります。モデル比較実験から有用な知見を得るためには、各モデルの複雑さ、モデル出力データの膨大さなどによる解析の難しさを乗り越える必要があります。各研究者は、それら困難を乗り越えた上で、重要な結論の導出を目指しています。今回は、大気―陸域相互作用に関連したモデル比較実験に関して、大陸スケールから全球スケールの実験に関する4件の講演を実施します。モデル比較実験を通して得た大気―陸域相互作用に関する知見、世界中の様々な最先端モデルの現状、今後の研究の方向性などに関して講演を頂き、参加者間での活発な議論を通して、知見の共有や今後の研究の方向付けなどができればと考えております。
大気-陸域相互作用が気候システムに与える影響に関して理解を深め、活発な議論を通して、我が国の大気−陸域相互作用を扱う研究者の交流促進と分野全体の研究の発展を目指すことが本連絡会の趣旨です。大気−陸域相互作用の不確実性の低減の必要性が指摘される中、どのような方向性を目指すべきか忌憚の無い議論を行いたいと考えておりますので、興味をお持ちの皆様のご参加をお待ちしております。

プログラム

  1. 河宮未知生(JAMSTEC)「CMIP5概要:特に陸域に関連する部分に注目して」
  2. 眞崎良光 (環境研)「気候変動影響評価モデルの相互比較:ISI-MIPの紹介」
  3. 斉藤和之 (JAMSTEC)「北極圏の陸域モデル相互比較:GTMIPの紹介」
  4. 市井和仁 (福島大)「アジアにおける陸域生態系モデル比較実験 -AsiaMIP


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