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2023年秋(気象学会秋季大会)


概要

テーマ:いま永久凍土上の北方森林生態系に何が起こっているのか

日時:10月25日(水、大会3日目) 18:00〜20:00(予備時間30分を含む)

開催方式:現地会場とオンライン会議(Zoom)のハイブリッド

オンサイト会場:仙台国際センター 会議棟 1F 小会議室1

オンライン(Zoom)会場:イベント完了に付きURLなどの情報は削除しました。

内容(告知文)

気候システムは陸域圏と強いフィードバックを持った形で成り立っており、大気-陸域間のエネルギー収支や水文過程、CO2をはじめとする各種温室効果ガスの交換やエアロゾルなどのエミッションを介して気候に作用している。また人間活動に由来するエミッションや土地利用変化も陸上で生じており、これによって産業革命以降の気候は大きく変化してきた。これまで本研究会では、このような陸域圏を中心としながら分野横断的に勉強会を開催してきた。今回は、陸域圏の要素として気候システムに特に大きな影響を及ぼす可能性のある、永久凍土に関しての研究会を行う。永久凍土には大量の有機物が閉じ込められていると推定されている。気候変動に伴い永久凍土が融解すると、有機物が分解されて温室効果ガスが放出されることが予測されているが、現在永久凍土がどのように融解し、温室効果ガスがどの程度放出されているのかに関しては、よくわかっていない。
研究会では、アラスカ内陸の永久凍土の針葉樹林帯で長期観測を行い、生態系におけるCO2の吸収・放出過程の分析を行っている小林秀樹氏(海洋研究開発機構)にご講演をいただく。また、東シベリアの連続永久凍土地帯に優占する落葉性針葉樹林(カラマツ林)の消長について、植生動態シミュレーションによる将来予測研究を行っている佐藤永氏(海洋研究開発機構)にも話題提供をいただく。

プログラム

  1. 研究会趣旨説明 [5分]
  2. 講演 小林秀樹 (海洋研究開発機構) [30分]
  3. 講演 佐藤永 (海洋研究開発機構) [30分]
  4. 質疑応答および総合討論 [30分]

連絡先

横畠徳太(国立環境研究所)
yokohata[at]nies.go.jp


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